江戸時代前期(1660〜70年代)

径約 12cm 高約 2cm
(誤差あり)

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いわゆる初期柿右衛門の小皿5枚です。

見込に円窓をもうけて、周囲を区切り文様を
配するデザインは、芙蓉の花に見立てて
「芙蓉手」と呼び慣わされています。
西欧で人気が高く、輸出向けの品として
中国で生産されていたものを
有田でも模倣して量産しました。

本歌の古染付では中央に飛蝗、
周囲に宝尽くし文様が描かれるはずが、
本品の絵付は崩れ、飛蝗に関しては
もはや原型をとどめていません。
衰退した中国の輸出製品の後釜として、
大量の需要に応える必要が
あったことが窺えます。

5枚それぞれ色絵の擦れがあります。
4枚は無傷、1枚のみ縁にソゲがあります。
全体に色絵の発色は良いですが
胎土が赤みがかっています。
特に無傷のうち2枚は赤みの強い焼き上がりです。

補修はありません。
箱が付属します。

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※照明などにより実物の色が写真と多少異なって見える場合が有りますのでご了承下さい。
※大きさはおよそのサイズです。
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